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親知らずとは
親知らずは、前歯から数えて8番目の歯で、8番・智歯などとも呼ばれています。
いろいろな問題を起こしやすい歯で人それぞれ多少症状は異なるものの下記のようなことが多く起こります。
1,
奥にあるので、歯ブラシが届きにくく、プラークがたまり虫歯や歯周病(智歯周囲炎)になりやすい。
2,
斜めに生えてきて(特に下顎の親知らずに多い)手前の歯にぶつかりそれ以上萌出しないことがある。
そうすると手前の歯の奥側に虫歯ができたり、体が疲れたりして抵抗力がないときなどに周りの歯肉が急性炎を起こす。
3,
噛み合わせのない親知らずは、だんだん伸びてきて顎を左右に動かすときに反対の顎の歯にひっかかり顎関節を痛めてしまうことがある。
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智歯周囲炎の症状
主に痛み、腫れ、口が開かなくなる、顔が腫れる、熱っぽくなる、全身の倦怠感などです。
多くは腫れる前が痛みが激しく腫れ始めると少し痛みは緩和されることが多いです。(腫れると局所の内圧が下がり神経の圧迫が弱くなるため)
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智歯周囲炎の一般的治療法
1,
全身的な安静
智歯周囲炎は、体が疲れていて抵抗力がないときに生じやすいのです。風邪をひいたときと同じように、ゆっくり休んで安静にしていて下さい。
絶対してはいけないこと
a.
長時間の入浴、サウナ
b.
激しい運動
c.
飲酒、その他寝不足などの不摂生
2,
お薬
智歯周囲炎は、化膿性の炎症ですので、化膿止めのお薬を飲む必要があります。その他痛み止めや消炎剤、うがい薬など近くの歯医者さんで処方してもらいましょう。甘く見ると入院、点滴などのケースもありますので気をつけて下さいね。
3,
抜歯
一般的には、急性炎のある時は歯を抜いたりはしません。
しかし腫れた歯茎を切開して膿をだしてあげたり、局所の消毒や、お薬の注入などの処置はいたします。
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親知らずは抜いた方がいいの?
上下の親知らずが正しくかみ合いブラシがとどき虫歯や歯周炎がなければ、抜く必要はないと思います。
また噛み合わせがなくても、存在することで他に害を与えていなければ、そのまま様子を見ることが多いです。
当医院では、歯牙移植のドナーとしても使用することがありますので、できるだけ保存に努力しております。
しかし出産予定の女性でよく親知らずが腫れる方は、妊娠中の急性炎を避けるため歯科医師とよく相談する必要があると思います。
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