今年の冬は平年に比べ、厳しい寒さとなりました。2月に入り、インフルエンザの患者数も急増しているようです。
インフルエンザの予防といえば予防接種という手もありますが日常的に心がけたい予防法には
1、外出時にはマスクをする
2、人混みを避ける
3、外から帰ったら手洗い・うがいをする
4、室内を加湿する
などがあげられます。
どれもウィルスを体に取り込まないための予防法としてすでによく知られていることですが、万一ウィルスが入ってきても、日頃から歯みがきなどのお口のケアをしていればインフルエンザの発症がおさえられることがわかってきました。
歯周病菌をはじめとするお口の中の菌が出す酵素(プロテアーゼ)がインフルエンザウィルスの増殖を活発にしてインフルエンザを発症させやすくしているのです。ですから歯みがきなどでお口の中を清潔にして、細菌の数を減らすことによってインフルエンザにかかりにくくなるというわけです。意外に身近な方法で予防することができるのですね。
しかしながらどんなにがんばってみがいても、歯ブラシの毛先の届きにくい場所には細菌が残っていて、そこから再び増殖してしまいます。まだ痛くないからと放置している虫歯の穴の中にもひそんでいます。そこで歯科i医院における定期的なケアが有効なのです。
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