近年、マスコミを中心に、メタボリックシンドロームをはじめ、成人病に対する生活習慣病など日常生活に起因する病状が頻回に取り上げられるようになってきました。
また、高齢化社会に突入し、転倒、転落し骨折を伴う病気についても、30兆円を超える医療費削減に関連し、対策を急いでいます。個々には栄養指導を行う施設や、転倒防止教室等の活動を見受けるが、充分な知識や熟練された技術でないため、肥満のリバウンドが生じたり、運動療法不足で薬物過剰投与となってしまうなどの問題が発生します。また、体操したため、腰痛が悪化したり、不幸にも腰椎圧拍骨折等のトラブルが生じ、医療を受ける患者さんがいます。このような状況は、正しい見識に基ずく指導があれば、多くは防げた事例だと考えられます。生活習慣病や高齢化社会に到来する病気には、もはやリハビリ指導士や、デイケア、接骨院にまかせるのでなく、医師との連携が重要であり、より高度で個々の体の状況に合わせた、多角的な指導が必要とされています。
また、健康については、本来個人個人の問題であり、それぞれが、自分の体の状態を知り、何をどう改善すべきか思惑するところに健康への近道があることを認識する必要があります。そのため、健康の維持を保つ情報や、実際の指導が必要となります。
以上の問題を解消すべく、医師の指導に基ずくリハビリテーションや運動療法の指導、あるいは栄養士の食事指導があり、さらに、トップレベルの医師、運動療法士やフィツトネスプログラマーなどによる公開講座の開催、医療治療情報の展示、説明会などの活動が必要と考えております。そして、この活動を通して社会貢献を図りたいと考えています。